第4回家庭教育学級 ~家庭と地域で子どもを育てる~ 市民のつどい
11月11日 相良総合センターい~らにて、牧之原市の市民の集いが開催され、夏目徹也先生が、“子どものこころとからだ”と題して講演してくださいました。
夏目先生は、元小学校教員で長年通級指導に関わり、退職後、焼津市内に発達支援教室“じゃんけんぽん”を開設するとともに、子育てや発達障害などをテーマに様々な場で講演を行っている方です。
講演内容は、子供の成長過程における子どもとの関わり合いなどが主で、様々な視点から解説してくださいました。
特に、私たち中学生の子供を持つ保護者として心に残った話は、2つあります。
1つ目は、子どものスキルの話です。
子どもが中学生に上がる頃になると、子どもの世界は大きく広がりを見せ、学校や習い事などで地域や人とのつながりが出てきます。このつながりはたくさんの選択肢を増やし、子どもの持つ力を生かす場も増え、様々な可能性が広がります。これがソーシャルスキルで、学校ではスタディスキルが発達するそうです。
子どもたちが社会に出るまでに必要なスキルは、小さなころから少しずつ自然と身についているのかもしれませんが、私たち保護者の選択も少なからず影響を与えることに、子育ての責任を感じました。
もう1つは、私が個人的に考えさせられた話です。
子どもを甘やかすということは、物質的なご褒美ではなく、親の時間を分けることをいいます。とても素敵な話でしたが、まずは、スマホ・携帯の電源を切ってみてくださいと言う先生の話は耳が痛い内容でした。
子どもに目を向け、小さなことを微笑みながら褒めてください。紙のように薄い小さなことでも、それを一枚一枚重ねるように続けると子どもが成長した時には紙は厚くなっていますよ。
これを聞いて、追われるように忙しい毎日でも、子育ては根気よく丁寧に続けたいと思いました。
夏目先生のご講演は、今までの子育ての振り返りやこれからの子育てに役立てる機会になりました。
この機会を家庭教育学級で学べたことに感謝します。