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2025/06/04

諭す

| by:牧之原中校長
 わたしはもともと穏やかな性格の人間とは言えません。かっとしやすい性格です。そのために、若い頃は、子供の指導で失敗をしたことがたくさんあります。叱ることも上手ではなかったし、感情的になり、怒鳴ってしまったことなんて数えきれません。
 みなさんは
「子供を怒鳴る」ということをどう思っていますか。かなり怒鳴る担任だったわたしが偉そうなことは言えませんが、わたしは子供を怒鳴るは、親であってもしてはいけないと思います。もちろん先生もです。怒鳴っても何も変わらないからです。

 わたしは先生に対して、怒鳴ることはよくないと指導します。成人である大人が、か弱い子供を怒鳴りつけている行為は、体罰と同じだと思っているからです。体の痛みは感じてなくても、心の痛みは感じています。心に大きな傷を残すこともあります。子供側からしたら、怒鳴られるということは、かなりショッキングな出来事です。先生に怒鳴られて、登校を渋り出したり、実際に不登校になってしまったという子もいます。怒鳴るという行為には、そういう恐ろしさがあるということを肝に銘じておくべきです。

 そう言いながらも、わたしたちは生活指導をしなくてはいけない場面があります。保護者のみなさんも、子供がいけないことをしたら叱る場面はあります。叱らないとだめです。放置したり、見て見ぬふりしたりはできません。以下、わたしが怒鳴るという指導とおさらばできたある先生の言葉です。みなさんも、家で子供を叱らなくてはいけない場面で参考にしてください。

『わたしたち教員には、子供たちに生活指導をしなくてはいけない場面が存在します。「叱れない」し「怒鳴れない」なら放置するというわけにはいきません。僕は、「諭す」という言葉をいつも自分に言い聞かせて子供たちを指導しています。「叱る」には、「怒鳴る」が含まれてしまいがちですが、「諭す」には「怒鳴る」が入る余地はありません。子供に対して「あなたのしてしまったことの、何がいけなくて、それをするとどうなるのか」を「諭す」ことは、「教諭」であるわたしたちの仕事ではないでしょうか。』



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