令和5年度家庭教育学級開講式と第1回学習会が6月7日(水)に行われました。
開講式では、校長先生から、「入学した当初から比べると、子供たちの顔つきが中学生らしくなってきた。家庭と学校、成長していく姿を一緒に見ていきましょう。」とのお話がありました。
学習会は、子育て講話『親として大切にしたいもの』でした。
牧之原市社会教育指導員の田中才子様をお迎えし、お話をしていただきました。
講師の田中様も子育てをしてきた“お母さん”であり、実際の子育て体験やそこから得た考えや子供との関わり方など、たくさんの大事なことを教えてくださいました。
私の中で特に印象的だったのが、「子供たちが思春期に突入し始め、今までよりさらに関わることが減ってくる中で、その子の話を最後まで聞き切ることが大事」「『おはよう』でも何でも良いので、その子だけに話しかける時間を作って、子供と接する時間を大事にする」「“今”は戻ってこないかけがえのない時間である」というお話でした。
途中、『てん』という絵本を読んでくださり、大人の機転の効いたちょっとした言葉でのアシストで、子供のやる気や取り組みの結果が良い方向へ進んでいく展開に、ぐっと引き込まれました。
最後に、もう一冊『いのちをいただく』という本も読んでくださり、私たちの潤い過ぎている食の時代(フードロスが課題である国と、飢餓に苦しむ国や地域の現状)について、今の子供たちにどう伝えられるかも考えさせられました。涙なしには聞けないお話でした。
第1回目から盛りだくさんの内容で、大変貴重な学習会の時間となりました。
講師の田中様、ありがとうございました。
さて、今年度の家庭教育学級は全5回開催の予定となっています。
子供たちや保護者の方にとって有意義な学習会になるといいなと思っています。