大学は全国に友達ができるというのも良さです。わたしも全国にいろんな友達がいます。今でもSNSでつながっていて、全国各地の情報を知ることができます。最近は、豪雪に苦しむ新潟の友達から送られた風景に驚いたばかりです。
新潟の友達からすると、雪は降らないでほしいと思うのだそうです。雪の降らない牧之原では、雪景色がうらやましく思えてくるのに。沖縄の友達からしたら、エメラルドの海が身近にあるのは当たり前です。牧之原にも海はありますが、エメラルドとは言えなくて、やっぱりうらやましい。
雪も、エメラルドの海も、いいなぁと思ってしまいます。昔は「小柳津の住んでいたところはどんなところなの?」と聞かれて、「何もない町だよ。」って答えていました。自分が住んでいる町には何も特徴がなくて、残念な町だとそのころ思っていました。
大学3年の時、沖縄の友達を車に乗せて相良町まで来ました。沖縄の友達は、言いました。「小柳津は、何もないって言ってたけど、すごい町じゃん。」と。友達が感動したのは、牧ノ原台地に広がる茶畑でした。車を降りて、茶畑の写真を何十枚も撮っていました。萩間の茶工場の前を通ったとき、蒸したお茶の香りに感動していました。その茶工場で、お茶を飲ませてもらって、「お茶って、甘いんだな。」と目を丸くしていました。相良海岸にも行きました。エメラルドではないけれど、「沖縄の海とはまた違う景色で、きれいな海じゃないか。」と言ってくれました。
次の日、その友達を乗せて大学に戻りました。車の中で、言われました。「小柳津は、何もない町だって言ってたけど、うそじゃん。いい町じゃん。」
自分の故郷の良さは、気が付かないのかもしれません。
故郷の良さに気づくことも、学校は大切にしていかないといけません。